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ミャンマーについて

About Myanmar

ミャンマー基本情報

130以上の少数民族が住んでいる多民族国家のミャンマーは、2015年の総選挙で国民民主連盟(NLD)が大勝し、初めての民主政権が誕生しました。長期にわたって閉鎖的な経済政策をとってきたミャンマーが、大きく経済の自由化に舵を取ったことにより、「アジア最後のフロンティア」と謳われるなど世界的に注目されるマーケットとなっています。実は、日本とミャンマーの関係性は非常によく、最大都市のヤンゴン市内には日本語学校が乱立するほどの親日国です。その理由は様々考えられますが、第二次世界大戦下、イギリスの統治下にあったミャンマーの独立を手助けしたのが日本であり、日本とミャンマーが戦後最も早く和平条約を締結したことは今後の外交に大きな影響をもたらしました。仏教が育んだ日本とミャンマーの類似点と、このような歴史的な背景から伝統的に友好関係が存在しています。

概 要

人口 5,385万人(2018年)
面積 67万8,330㎢(日本の1.8倍)
公用語 ビルマ語
宗教 仏教(89.4%)、キリスト教(4.9%)、イスラム教(3.9%)
首都 ネピドー
為替レート 1USドル約1432チャット(2018年8月1日)
経済成長率 6.9%(2018年度IMF推定)
一人あたりGDP 1,338USドル(2018年度IMF推定)
国家の構成 7地域(Regions)、7州(States)
民族構成 ビルマ族 約69%、シャン族 8.5%、カレン族 6.2%、その他国内には135の民族が居住
教育制度 小学5年間、中学校4年間、高校2年間、大学4〜7年間(分野により学位取得数が異なる)
識学率 89% 男 92.6%、女 86.9%(2018年3月)

ミャンマーの人口構成

(単位:万人)

年別 2014 2018 人口構成率(2014) 人口構成率(2018)
0歳-14歳 1,440 1,511 29% 26%
15歳-64歳 3,229 3,711 66% 68%
65歳以上 288 277 5% 6%
人口総計 5,027 5,499 100% 100%
人口増加率 0.8 0.9

主要経済指標

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
*実績推定値
実質GDP成長率(%) 7.33 8.43 7.99 6.99 5.87 6.72
一人当たりGDP(USドル) 1,182 1,180 1,275 1,147 1,210 1,264
貿易収支(100万USドル) 592 △114 △1,872 △3,815 △3,562 △5,952
為替レート
(1USドルにつきチャット、過去の公定レート)
640.65 933.57 984.35 1,162.62 1,234.87 1,360.36

出所)ジェトロ世界貿易投資報告より

もの・サービスの価格

品目名 数量 販売価格 備考
チャット(※はUSドル) 円換算
主食(米) 2kg 2,900.00 211.70 「Nursery」
1パック(10個) 1,500.00 109.50 「Fresh Egg」
牛肉 100g 1,132.00 82.64
しょうゆ(日本) 1L 6,800.00 496.40 「Kikkoman」
ハンバーガー(チキン) 1個 2,000.00 146.00
ミネラルウォーター 1L 200.00 14.60 「Alpine」
ビール 330ml 550.00 40.15 「Dagon」
電気料金 1unit=1kw/hour 35.00 2.56 一般家庭
ガソリン 1L 853.00 62.27
タクシー 約2〜2.5km 1,500~2,000 109.5~146 交渉制
アパート賃貸料金 家具付き
(2〜3ベッドルーム)
※600~1,000 6万7,487円~11万2,479円 階数により値段が変動する
携帯電話料金 1分(ヤンゴン市内) 25.00 1.83
自動車(新車) Suzuki 2,460万 179万5,800円 セダン(1400cc)
ゴルフ・ラウンドフィー 1ラウンド ※100 1万1,247円 ゲスト料金
ベビーシッター 1日(9:00~17:00) 3,000〜5,000 219~365 1ヶ月だと50,000〜100,000チャット

注)1チャット=0.073円、1USドル=112.48円(共に2018年8月1日現在)

ミャンマーの文化

食文化

ミャンマーはインドと中国に挟まれており、食文化についても両国の影響を受けたのか、インド料理の辛さや中国料理の脂っこさを兼ね備えた料理です。主食はお米が中心となりますが、細長い形をしたインディカ米が多く、日本米はミャンマー国内ではあまり目にしません。いろいろな油を使って料理をするため、チャーハンや野菜炒めはとてもおいしいです。しかし、日本人にとっては脂っこくて味も濃いのでお腹を壊す方もいらっしゃいます。そういう方はシャン料理に挑戦してみてください。麺料理「シャンヌードル」はあっさりしていて栄養満点。とてもおいしいですよ!

治安・安全面について

治安は他の東南アジア諸国よりもかなり良く、重犯罪や一般犯罪に巻き込まれるケースは稀です。ミャンマーでは、外国人はお金持ちというイメージがあり、とくに日本人にはそういった印象が強く定着していますが、他の東南アジアで頻発している睡眠薬強盗やいかさま賭博の報告はありません。2016年における近隣国在外公館の援護件数はタイ1,048件、フィリピン890件、上海729件と軒並み高い数字を示していますが、比較してミャンマーは200件以下という数字になっています。日本人が渡航する場合には犯罪に巻き込まれないように自分自身で対策を講じる必要はもちろんありますが、他国に比べてそのリスクはとても低いといえるでしょう。

宗教

ミャンマーでは、11世紀にスリランカから仏教が伝来して以来、現在は人口の9割が仏教徒と言われています。仏教と一概に言っても、主に日本や中国で信仰されているのは、「大乗仏教」と言われ、インドから伝来する過程で漢訳され、その時々によって様々な解釈が付け加えられ、変化してきました。その一方でミャンマーに伝わる「上座部仏教(小乗仏教)」は、修行する者にのみ救いの道が開けるという非常に厳格な仏教です。出家して僧侶になると「生き物を殺してはいけない」「お酒を飲んではいけない」などの様々な戒律を守らなければなりません。そのため、お釈迦さまが説いた教えを忠実に守っているのはミャンマーだと言われることもあります。

ミャンマーの国民性

洗練された文化・国民性

ミャンマー仏教に裏打ちされた洗練された文化と国民性は、世界的にみても非常に心優しく、礼儀正しい国だと言われています。
まさに、困っている人を支える介護という仕事はミャンマーの文化に調和します。これらの文化に裏打ちされたサービスの提供は、サービスを利用する高齢者の方が 安心して生活していただくことにつながり、人と人とが支えあうことのできる豊かな社会を生み出すことになるでしょう。

またミャンマーは、親日国でもあり、日本へのあこがれがとても強くあります。外国語大学では英語に次いで履修者が多い語学が日本語です。
語学力が高く、多くの国民が英語を理解しています。日本語についてもビルマ語と文法が同じことから比較的早く習得します。
日系企業に就職したい、日本の電化製品やブランド品を持ちたいという意識が若い人を中心に広がっています。

ミャンマーでの取り組み

ケアギバー育成事業

ミャンマー国では医療従事者の数が著しく不足しており、ケアギバーと呼ばれる医療補助人材の育成が今後の医療発展のカギになります。

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講師養成事業

ミャンマーの介護・医療技術を底上げするためには、質の高い講師を輩出する枠組みが必要です。

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コンサルティング事業

日本国内、ミャンマー現地のお客様のニーズに合わせて人材をご紹介いたします。

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